自閉症の子どもを持つ親御さんは 子どものために出来るだけのことをしてやりたい! 切にそう思って努力されている。 言語療法を受けさせたい! 行動療法をうけさせたい! 感覚統合訓練を受けさせたい! ABA(応用行動分析)を受けさせたい!・・・etc. しかし、それには時間とお金がかかる。 それが出来ないなら、家庭でしっかり子どもに向かい合って遊び相手をしてやりたい。 でもでも時間がない、忙しい、相手をしてやる時間がない! 自分はなにもやってやれないんじゃないか、と自責の念にかられるお母さんもいる。 療育していた平成時代、何人ものお母さんからそんな気持ちを聞かされた。 相手をしてやる時間がないと聞かされる度、私はいつも同じことを言った。 「わざわざ時間を作って相手をしてあげる必要はありませんよ。 遊んでやってるつもりで自分の仕事を手伝わせなさい。一人でやった方が早いかもしれないけど、そこは一にも