美化を通した疎外、疎外の後の関わり合い インタビュー/アンドリュー・マークル Performance view of Echoplex (live) at Astrup Fearnley, Oslo, 2005. Photo Tom Henning Bratlie. ニューヨークを拠点とするアーティスト、ミカ・タジマは彫刻とパフォーマンスの要素を組み合わせたミクストメディア作品を作る。しかし、それはパフォーマンスの遺物としての彫刻作品ではない。タジマは彫刻作品そのもののパフォーマンス的な可能性を探っているのだ。それによりインスタレーションに建築的な性質が備わる。タジマの作品は単にオブジェの配置ではなく行為のための空間にもなるのである。 これはニューヨークのエリザベス・ディー・ギャラリーで開催された初めての個展「Disassociate」(2007)に最も顕著であった。可動式のリバーシブルの