公的年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)は29日、2015年度の運用実績が5兆3098億円の赤字になったと発表した。 世界的な株安が影響した。単年度の運用実績で赤字になったのは10年度以来、5年ぶり。 またGPIFは同日、2014年度末時点で保有していた全ての株式や債券に関する銘柄名や時価総額などの情報を初めて開示した。銘柄別で見ると、国内株式ではトヨタ自動車(時価総額1兆5499億円)がトップで、次いで三菱UFJフィナンシャル・グループ(同8229億円)、三井住友フィナンシャルグループ(同5173億円)の順となった。