入浴する人々 宇宙ステーションスカイラブ3号内のシャワーで水浴びする宇宙飛行士ジャック・ルーズマ(1973年) 入浴(にゅうよく)は、主に人が身体の清潔を保つことを目的として、湯や水・水蒸気などに主に裸で身体を浸すことを指す。 古代ユダヤ人にとって入浴は社会的な義務であり、入浴によって体の清潔を保つことはモーセの律法にも含まれている。また、タルムードでは「ユダヤ人は、公共浴場のない町には住まないこと」など、入浴に関する細かな規定がされている。紀元前1055年にダビデ王がエルサレムに建設を開始した公共浴場「ミクヴァ」はソロモン王の代になって完成した。古代のミクヴァは6メートル四方の地下室で、体だけでなく精神を浄化する場所でもあった。ミクヴァは中東以外にもユダヤ人が住む先々の町で造られた[1]。 紀元前1世紀ごろから、中央アジアで蒸し風呂があったと思われる。これは、高温に加熱した石に水をかける