福岡管区気象台は28日、宮崎、鹿児島県境の霧島連山・えびの高原(硫黄山)に火口周辺警報を発表した。午前10時までに火山性地震を32回観測。1日に20回を超えたのは昨年12月20日以来。鹿児島地方気象台が職員2人を現地へ派遣して調査している。 気象台によると、噴気や地殻変動は確認されていない。火山ガスや水蒸気の小規模噴出が突発的に発生する可能性があるとして、注意を呼び掛けている。 硫黄山では昨年から今年にかけて火山性微動や噴気が観測され、宮崎県えびの市は2月19日に硫黄山の火口周辺を立ち入り禁止にした。