民泊仲介サービス会社「とまれる」の三口聡之介社長(左)は、大田区の松原忠義区長(右)から、第1号となる特区民泊の認定書を受け取った=12日午前11時半ごろ、東京都大田区 国家戦略特区の規制緩和を活用し、全国に先駆けて、一般住宅に有料で観光客らを泊める「民泊」条例を施行した東京都大田区は12日、民泊仲介サービス会社「とまれる」(本社・東京都千代田区)が申請した平屋建て住宅での民泊事業に対し、第1号となる認定書を交付した。 同社の三口聡之介社長(40)はこの日の午前11時半ごろ、大田区役所(同区蒲田)で、松原忠義区長から認定書を受け取ると、「2年間、準備してきたものが、認められてほっとしている」と胸をなでおろした。 認定を受け、同社は認定第1号の平屋建て住宅のほか、認定第2号となったマンション一室の計2物件での民泊の予約受付を、今月15日からインターネットを通じて開始できるよう準備を進める。
福岡県は12日、福岡の食や歴史、文化を盛り込んだ短編小説で観光PRをするため、小説を掲載するインターネット特設サイト「ぴりから」を開設した。同県在住の直木賞作家東山彰良さん、同県出身で元ライブドア社長の実業家堀江貴文さん、フリーアナウンサーの小林麻耶さんら7人の著名人が執筆し、順次サイトに掲載していく。 東山さんの「恋する学園」は、キャンパスで人気の「イケメンくん」の身に起きた、まか不思議な出来事をつづる短編。堀江さんは受験を控えた男子高校生が主人公の作品を執筆した。 12日、東京都内で開かれた記者会見で福岡県の小川洋知事は「福岡の魅力を知ってもらい、良さを実感してもらいたいと考えた。読んで実際に足を運んでほしい」と語った。東山さんは「役に立たない小説ほどいい」という自分の小説観とは正反対の作品に苦戦し「書き直し中です」と苦笑いした。 ほかに執筆したのは、放送作家の鈴木おさむさん、モデルの
国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルがまとめた報告書の全容が11日、判明した。北朝鮮の海軍艦船3隻が日本製の民間用レーダーアンテナを搭載していることが確認されるなど、北朝鮮による日本の民生品の軍事転用が相次いでいると指摘した。 パネルは漁業・船舶関連の電子機器が軍事転用される恐れがあるとして各国に注意喚起。日本政府は対北朝鮮輸出入を全面禁止しているが、網の目をかいくぐり日本製の精密機器が渡っている実態があらためて示された。1月の核実験を受け安保理で交渉中の新たな制裁決議でより厳しい内容が求められそうだ。 報告書によると、パネルは、金正恩第1書記によるミサイル試験発射の視察を報じた昨年2月の朝鮮労働党機関紙、労働新聞の写真で、朝鮮人民軍の艦船に日本の企業が開発したレーダーアンテナが搭載されているのを確認した。(ニューヨーク共同)
民主党の鈴木貴子衆院議員(比例北海道)は11日、夏の参院選の前哨戦となる4月の衆院北海道5区補欠選挙で、民主党が推薦した新人池田真紀氏(43)について「全面的に支援するのは納得いかない」との考えを示した。札幌市で記者団の質問に答えた。 鈴木氏は民主党北海道連(道連)の副代表のほか、同補選では池田氏の選対本部の副本部長を務めている。所属政党の候補支援に前向きでない姿勢を示したことで、自民党本部が検討しているとされる鈴木氏引き抜き案との関連で臆測を呼びそうだ。 鈴木氏は、民主党と共産党が同補選に向けて選挙協力の動きがあることを批判。「基本的な主義、主張が異なる政党と選挙の集票目的だけで協力し、議会運営にも影響されるのは国民を愚弄している」と述べた。 民主党離党の意思を問われた鈴木氏は「共産党とくみしての民主党に仲間入りした覚えはない」と述べるにとどめた。 同補選では、鈴木氏の父宗男氏が代表を務
東日本大震災から4年11カ月となる11日、岩手、福島の両県警などが行方不明者の手掛かりを求め、沿岸部を集中捜索した。宮城県警も10日に実施した。 福島県浪江町の請戸地区では、警察官らが約100人態勢でスコップや金属探知機を使い、地面やがれきの中の遺留品を探した。岩手県山田町では、県警宮古署員17人が、近く海水浴場の工事が始まる砂浜を捜索。1月末に警察学校を出たばかりの新人警察官も参加した。 佐々木貴博巡査(20)は「5年近くたった今でも、何かは見つかるはず。待っている方々にお返しできるよう、しっかり探したい」と足元のがれきに目を凝らした。 警察庁によると、10日現在、被災3県で計2558人の行方が分かっていない。3県警とも、震災発生から5年が過ぎても、集中捜索を続ける方針だ。
政府は9日、今夏の世界文化遺産登録を目指している「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)の推薦取り下げを閣議決定した。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から推薦内容の不備を指摘され、現状での登録は困難と判断した。今後、諮問機関の助言を受けて推薦内容を見直し、平成30年以降の登録を目指す。近くユネスコに通知する。 日本が世界遺産候補の推薦を取り下げるのは、25年の登録を目指していた「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)に次いで2回目。 文化庁によると、ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)」は1月15日付の中間報告で、「個別の構成資産がそれぞれ全体としての価値に貢献していることの根拠について証明が不十分」と指摘。 一方で「潜在的に顕著な普遍的価値がある」「日本の特殊性は禁教の歴史であり、その歴史的文脈に焦点を当てて推薦内容を見直すべきだ」として、再申請に向けてイコモ
3月の北海道新幹線開業に向け、JR北海道とJR東日本が初めて、新幹線の車両を使った避難訓練を実施していた青函トンネル(53・85キロ)の旧竜飛海底駅(青森県外ケ浜町)で9日未明、出発直後の新幹線が停電のため緊急停車した。約5分で復旧したが、新青森到着が予定より約30分遅れた。送電の手順にミスがあったという。 訓練は新函館北斗を出発した新幹線が青函トンネルを走行中、火災検知器が作動したと想定。旧竜飛海底駅に停車し、乗客役が反対側ホームに到着した救援列車の新幹線に移った後の午前2時50分ごろ、通常は函館方面に向かう線路を反対側の新青森に向けて出発したとたんに停電、約300人が乗った車内の電気が消えた。 JR北海道によると、旧海底駅で新幹線が折り返すのは初めてで、逆方向に走るための送電の切り替え手順にミスがあった。訓練終了後、取材に応じた同社の島田修社長は「不慣れでご迷惑をお掛けした。実地の訓練
展望車が人気を集めた富士急行の「2000系」車両が7日、営業運転を終えた。富士山麓へ向かう観光客らを乗せて14年。河口湖駅(山梨県富士河口湖町)でのラストランの出発式では、雪が舞う中、多くの鉄道ファンが最後の雄姿をカメラに収め、別れを惜しんだ。 午後4時49分、同社の堀内東管理駅長が「出発進行」と号令。約250人の乗客を乗せたフジサン特急は大月駅に向け、ゆっくりと走り始めた。ホームの鉄道ファンは「ありがとう」と声を掛けたり、シャッターを切ったりした。 富士急によると、2000系は旧国鉄の電車「165系」に改造を加えた車両で、JRから導入し2002年に運行を開始した。富士山が世界文化遺産に登録されたことで、外国人を中心に利用者が増加。車両老朽化と輸送力強化のため退く。
完全養殖の「近大マグロ」で知られる近畿大水産研究所が、富山実験場(富山県射水市)で進めていた水槽でのマグロ完全養殖研究を「十分なデータが取れた」として、1月末にいったん打ち切ったことが7日、研究所への取材で分かった。 研究所によると、和歌山県と鹿児島県の実験場では、水槽で卵から6~7センチに育てた後、海のいけすに移して養殖するが、富山では水槽に入れた状態でどう育つかを観察していた。 富山実験場では、昨年7月に鹿児島県から受精卵約60万粒を搬入。ふ化したうち約千匹を直径10メートル、深さ3メートルの円柱状の水槽で飼育していた。順調に成長していたが、昨秋以降、水温が低下し始めると水槽の壁にぶつかって死ぬマグロが増え、昨年末までに10分の1程度に減少。その後、ボイラーで海水を温める対策を取ると、死ぬ個体が減ると確認できたという。 海水加熱はコストがかかるため、研究所はデータがそろったと判断し、1
7日午後0時10分ごろ、北海道北斗市添山の北海道新幹線の高架に「ラジコン飛行機を落とした」と110番通報があり、函館中央署が調べたところ、バラバラに壊れた無線操縦飛行機が落ちていた。北海道新幹線は訓練運転中で、車両や設備に被害はなかったが、訓練が約4時間中断した。 同署によると、飛行機は長さ約60センチ、幅約80センチ、重さ約500グラム。北斗市の60代の男性が数十メートル離れた畑で飛ばしていたといい、同署は航空法に抵触する可能性があるとして事情を聴いた。男性は「趣味で飛ばしていたが、風にあおられ線路に落ちてしまった」と話しているという。 JR北海道によると、当時、木古内(木古内町)から新函館北斗(北斗市)に向かっていた新幹線の運転士から「何かが飛んでいる」と連絡があったが、運転に支障がなく、そのまま新函館北斗まで走行した。
東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムに汚染された木くずが滋賀県高島市などに不法投棄された事件で、木くずは滋賀のほかに茨城、栃木、千葉、山梨、鹿児島の各県にも搬出されていたことが6日、大津地検が部分開示した捜査資料で明らかになった。開示は5日付。 開示資料によると、平成24年12月~25年9月、滋賀など6県に計約5千トンが搬出された。京都市の無職男性(75)が昨年2月に捜査資料の閲覧を請求。最高裁が昨年12月14日に市町村名などを除いて閲覧を認める決定を出していた。
自民党北海道連は4日、党本部で役員会を開き、衆院北海道5区補欠選挙(4月24日投開票)と夏の参院選での勝利を目指し、挙党態勢で臨むことを確認した。5区補選で自民党公認候補を推薦した政治団体・新党大地(鈴木宗男代表)と国政選挙で連携するかについては、党幹部に一任することを決めた。 役員会では、大地が先月31日、5区補選で自民党候補を推薦したことが報告された。大地は道内に30万人超の支持者がいるとされ、茂木敏充選対委員長は役員会後、記者団に「大地は一定の力がある」と指摘。参院選でも協力を求めたことを明らかにした。 一方、大地をめぐっては、鈴木氏の長女で民主党衆院議員の貴子氏(比例代表北海道ブロック)を自民党が次期衆院選で公認し、鈴木氏も復党するというシナリオが噂されている。役員会では、「大地との連携は、丁寧に順序を踏んで進めてほしい」などと慎重な対応を求める意見も出た。 茂木氏は役員会後、記者
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