秋田市の私立明桜高校(古谷元人校長)は14日、今年4月に美術の教員として採用した男性(26)が教員免許を持っていなかったと発表した。 男性は今月4日付で退職している。男性が無資格で行った授業時間数は無効となり、受けた生徒は放課後や長期休暇中の補習などで補うという。 発表によると、男性は大学院を修了し、4月1日付で同校に採用された。「美術1」「表現研究」の授業を担当し、4月9日〜6月3日の間に95コマの授業を生徒計272人が受けた。 教員免許は県に取得申請して発行される。同校から免許の確認を求められた男性が、今月3日に県に取得申請したことで無免許が発覚したという。 男性は同校の採用試験を受ける際、大学院が発行した教員免許の取得見込み証明書を添付していたが、その後、取得手続きをしていなかったとみられる。