3章 JavaMailの使い方(基本) この章では、JavaMailのインストール、ファイル構成の説明とともに、添付されているdemoの動作確認を行い、それに沿った基本的なメイル送受信プログラムの作り方の説明を行います。 普通にJavaMailを使用する上ではこの章の内容(と4章の「日本語を扱う場合の注意点」)を理解すれば充分です。 インストール JavaMailのページは、http://java.sun.com/products/から辿れる、http://java.sun.com/products/javamail/index.htmlにあります。 ここでは、JavaMail本体と、JavaMail API仕様、JavaMail Service Provider Guide(Providerの作り方)、POP3 Providerとサードパーティ製Providerのダウン
日本語を扱う場合の注意点 JavaMailではMIMEに準拠した国際化もほぼ対応されており、日本語を含むメッセージもほとんど問題なく送受信ができるようになっています。ただし、まだ完全ではありませんし、当然日本という国に固有の事情までプログラミングされているわけではありませんので、一部のAPIは日本では当たり前に流れているメッセージをうまく取り扱えないケースがあります。 それらの問題点については、各APIの説明時にも触れていますが、ここで、JavaMailで日本語メッセージを取り扱う際にプログラマが対処しなければならない問題についてまとめてみます。 ほとんどの問題は特定の日本語メイラがインターネットスタンダードに準拠していないことに起因するのですが、そのようなメイラが送出する不正なメッセージを処理できないままでいいかというとなかなかそういうわけにもいかないんですね(*)。 対処す
僕がいま係っているシステムで、別システムのログインパスワードを文字列でデータベースに格納することになりました。これを実現するために、Javaで文字列の暗号化/復合化を行う方法を調べたので、その結果を記しておきます。(※既に別の方々が解説している内容をまとめただけですが。) まず、大きく以下の工程にわけて考えます。 文字列を暗号化する(バイト配列を得る) 暗号化されたバイト配列を文字列化する(暗号化文字列を得る) 暗号化された文字列をバイト配列化する(暗号化バイト配列を得る) バイト配列を復号化する(文字列を得る) 「1. 文字列を暗号化する(バイト配列を得る)」 Java Tips:手軽に暗号化・復号化するには? このページにばっちり解説してあるとおりです。 import javax.crypto.Cipher; import javax.crypto.spec.SecretKeySpec
1.4からは、暗号化のためのパッケージがデフォルトで用意されていますので、そちらを使うのが実装上も楽でしょう。 javax.crypto.* javax.crypto.spec.* 具体的に、コードを書くと次のようになります。 import javax.crypto.spec.SecretKeySpec; import javax.crypto.Cipher; import javax.crypto.BadPaddingException; import javax.crypto.IllegalBlockSizeException; import javax.crypto.NoSuchPaddingException; import java.security.InvalidKeyException; import java.security.NoSuchAlgorithmExcep
みなさん、こんにちは。 産業システム部の加藤です。 今回は、JavaでBase64エンコード/デコード処理を行う方法について紹介します。 Javaには、標準でBase64のエンコード/デコード処理が存在しません。 ネットで検索すると引っ掛かる「sun.misc.BASE64Encoder」を使用する方法がありますが、 このクラスは、Javaのバージョンや Sun 以外の VM には存在しない可能性があるので、 通常、使用しない方がよいとされているものです。 そういった意味で、Javaには、標準でBase64のエンコード/デコード処理が存在しないことになります。 JavaでBase64エンコード/デコード処理を行うには、様々な選択肢があります。 お勧めというわけではありませんが、過去に、私が選択した方法を紹介します。 ・Seasar2(S2Container)に含まれている「org.seas
15-5.自己参照構造体 この節で扱う、「自己参照構造体」は、初心者には少し難しいと思っていましたので、説明を控えていましたが、 ご質問を頂きましたので新たにまとめてみました。どうぞ、ご利用ください。(2001.7.6) (1)自己参照構造体とは 自己参照構造体は、次に示す例のように、メンバに自分自身と同じタグの構造体をポインタで宣言しています。 この自己参照構造体は一般にリスト処理で用いられます。 (2)リスト処理 今まで複数のデータをまとめて扱うときには配列を用いて処理をしてきました。 配列は連続するデータを一括して処理しているうちはいいのですが、途中にデータを挿入したり削除をするときに、それ以降のデータを前後にずらす必要があります。 数少ないデータでしたら、前後にデータをずらしても左程時間はかかりません。 しかし、大量のデータや頻繁にデータの追加や削除が行われるシステムでは、それは大
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