東映アニメーションの売上げが、再び過去最高を記録した。5月13日に発表された2024年3月期の通期連結決算で売上高が886億5400万円と1.4%増と小幅ながら23年3月期の記録を上回った。 24年3月期は前年に『ONE PIECE FILM RED』や『THE FIRST SLAM DUNK』の大ヒットがあったことから、その反動で当初は前年比マイナスを見込んでいた。結果的に両作品の影響が継続し、さらに商品販売や海外配信権の好調から前年を上回ることになった。 しかし利益面では、営業利益が233億6400万円(18.5%減)、経常利益が264億5300万円(11.2%減)、当期純利益は187億9500万円(10.1%減)とマイナスになった。期間中の『聖闘士星矢 The Beginning』の評価損計上や広告宣伝費の拡大が理由だ。為替差益を中心とした営業外収益を31億6000万円計上したが、カ