1月17日に刊行された集英社新書『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから』(飯田朔・著)。誰かとの競争に勝って生き残ることを要求される現代社会に対して、自分らしくあるために〝正しいと思われている〟人生のレールやモデルから〝おりる〟ことを模索し提案した一冊である。この飯田さんに10年以上前に影響を与えたのが『ニートの歩き方』の著者であるphaさん。そのphaさんが新刊を発表されたということで、飯田さんとの対談イベントが行われた。その模様をレポートする。 ※当記事は2024年6月22日に東京都三鷹市の書店UNITÉで行なわれたイベントを抄録したものです。 西尾 飯田さんの『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから』の刊行記念、 そしてphaさんの『パーティーが終わって、中年が始まる』(幻冬舎)の刊行記念イベントとして「おりる、それからも続く人生」というタイトルで今回の対談を企画いたしまし