京都大は4日、9月末で任期を終える松本紘(ひろし)総長の後任に、前理学研究科長の山極(やまぎわ)寿一教授(62)を選出したと発表した。任期は10月1日から6年間。会見した山極教授は「京大の伝統である自由の学風と創造の精神を生かしたい」と抱負を述べた。 山極教授は、東京都出身で京都大理学部卒。アフリカのゴリラ研究の第一人者として知られ、日本モンキーセンター研究員、京都大霊長類研究所助手などを経て現職。国際霊長類学会会長などを歴任した。 次期総長の選考では3日午前、予備投票などで選ばれた学内の部局長ら6人を候補者として、教職員の投票を実施。過半数を獲得した候補者がなかったため、同日午後に山極教授と湊長博・医学研究科長の上位2人による決選投票を行った結果、山極教授の得票が上回った。4日、学内外の委員で構成される総長選考会議で正式に選出された。 京都大は海外の大学など19機関に候補者の推薦を依頼し
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