地球温暖化対策の本筋は「CO2排出量の削減」で、それ以外は邪道でしょう、と思っていたが、最近では、そんな「正論」は現実味がないとしてあきらめられているらしい。 そんな温暖化対策の「プランB」について気になる記事が2つあったので、備忘録替わりにメモ。 その1:CO2そのままでも、大気中に出さなければいいじゃん これはCCSと呼ばれる海底下深くにCO2を閉じ込める手法で、日経新聞の記事で取り上げられているのは苫小牧沖で2016年から始まる実証実験のための工事。 北海道・苫小牧の太平洋に面した出光興産北海道製油所の一角で7月初め、大規模な工事が始まった。敷地内の施設から排出された温暖化ガスの二酸化炭素(CO2)を回収、地下深くに閉じ込める本格的な実証実験システムを建設する。2016〜18年度に年間10万トン以上のCO2を入れ、商業利用に適した同100万トン級以上の施設を実現するためのデータを集め