(京都教育大学・集団準強姦事件) 京都教育大学の集団準強姦事件について、少し気になっていることがあります。それは、大学が事件のことを警察に通報しなかったことについてです。 末尾に引用するように、マスメディアや文部科学大臣は、被害を訴えている人本人の意志と関わりなく警察に通報することを当然視する主張を繰り広げています。しかし、もし「私たち」が本当に被害者やサバイバーを支援する立場に立つのであれば、「大学が警察に通報しなかったこと」を無前提に非難することは、不適切ではないでしょうか。 そう考える理由は以下の通りです。 1)私も全ての記事を読んでいる訳ではありませんが、読んだ限りでは、大学が警察に通報しなかった主な理由は、被害を名乗り出た人のことを思ってではなく、加害者とされている人に対する「教育的配慮」からのことだという印象を持ちます。ですので、警察に通報しなかった京都教育大学のことを、サバイ