函館市や北海道などは、3日前から手作業で魚の回収を進めてきましたが、さらに作業を急ぐため、12日から重機などを使い始めました。 作業は午前9時ごろから始まり、3人の作業員が雪かき用のシャベルで魚をすくい上げ、掘削機のバケットに次々と入れていました。 市によりますと、陸上に打ち上げられたり海中に漂流したりしている魚は、推計で合わせておよそ1100トンに上るということで、回収した魚は、清掃工場に運び焼却処分する方針です。 ただ、焼却する際に、魚に付着した砂で焼却炉が故障する可能性があることや、大量の焼却で有毒なガスが発生するおそれもあり、市は、1日40トンを目安に回収するとしています。