表記さまざま、NYのトイレ 私が住むダウンタウン、家の近所に新装開店したタイ料理屋では、客用トイレの扉に「BOTH」と書かれている。男性と女性「両方」が使えます、という意味だ。個室内はたっぷりした広さで、車椅子でもそのまま入れる。 もしかすると、健常者と障害者「両方」のニーズに対応しています、障害者と介助者が「両方」一緒に入れます、といったニュアンスも含まれているのかもしれない。 これまた家の近所にあるヘアサロンは、トイレに「Whichever」(どちらでも)と掲げている。この店ではカット料金も一律の「Whichever」だ。世の中には長髪の男性もいれば短髪の女性もいて、髪を切る頻度だって人それぞれ。垣根を取り払われても支障がないどころか、逆にどうして今まで男女で値段が分かれていたのか、そちらのほうが奇妙に感じてしまう。 LGBTQの人も、そうでない人も、つまりSOGI(Sexual Or
![「オールジェンダートイレ」とは本当に異質な存在なのか?(岡田 育) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8f3081ccb9d540051938571f562b2802d980d8df/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F9%2F1200m%2Fimg_19b096f88f1640684b243e98c4defd8b178189.jpg)