アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。 朝日新聞に、2011/11/24に掲載された『プロメテウスの罠』の記事写真を書き写したものをここに残しておきます。 無主物の責任 放射能はだれのものか。 この夏、それが裁判所で争われた。 8月、福島第一原発から約45キロ離れた二本松市の『サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部』が東京電力に、汚染の除去を求めて仮処分を東京地裁に申し立てた。 -事故のあと、ゴルフコースからは毎時2~3マイクロシーベルトの高い放射線量が検出されるようになり、営業に障害がでている。 責任者の東電が除染をすべきである。 対する東電は、こう主張した。 -原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。 したがって東電は除染に責任をもたない。 答弁書で東電は放射性物質を「もともと無主物であったと考えるのが実