測定の原理と理論 日射は地上に到達するまでに、大気中の空気分子・エーロゾル・雲等により一部が吸収・散乱・反射されます。 大気による日射の減衰は、地球の放射収支にとって重要です。 また近年、地球の温暖化に関して、エーロゾルによる地球-大気系への直接的・間接的放射強制力の重要性が指摘されています。 大気による日射の減衰率(光学的厚さ)は、地上に到達する直達日射の強さを測定することにより算出できます。 高層気象台(つくば)では、地球大気による日射の減衰を表す量として、直達日射量から大気混濁係数(ホイスナー・デュボアの大気混濁係数)を算出しています。 また、サンフォトメータにより観測した特定の波長の日射から、エーロゾルによる日射の減衰を示すエーロゾルの光学的厚さを算出しています。 観測の種類 大気混濁係数 太陽光球面から直接地上に到達する太陽放射を直達日射といい、その単位面積あたりの直達日射エネル
題目 The Optical Characteristics of the Fore-Optics and the Calibration for Direct-Sun UV Observation with Brewer Spectrophotometers 著者 伊藤真人 要旨 気象庁におけるブリューワー分光光度計(Brewer Spectrophotometer)を使用した紫外域日射観測網では,全天波長別紫外域日射観測(uv-観測,ux-観測)のほかに直射波長別紫外域日射観測(ss-観測)を1990 年より実施している.しかし,従来そのss-観測用の測器常数を校正することができなかった.本稿では,NIST ランプ検定装置とBrewer MKIII #174 (BR#174)を用い,Brewer の前置光学系の光学特性を明らかにし,ss-観測のための常数校正方法の開発を試みた.結果は以
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く