そして何と今回一番のヒットだったのがこちら！ 苺のショートケーキ(561円)です。 何度も書いておりますが、スポンジも生クリームも苺もあまり好きではない私はショートケーキはまずヒットしない最たるもの。 ですが何だかゴテゴテしていないこちらのショートケーキの楚楚たる佇まいに惹かれて購入したところ。 あまりの美味しさにビックリ！ スポンジはふわっと柔らかいながら噛み応えを感じる弾性と気泡を感じないきめの細やかさ。 生クリームは本当に水分のようにすっと溶けます。 季節はもう終わりの筈の苺は瑞々しく爽やかで、張りのある外皮を噛み破れば鮮烈に果汁が迸ります。かなり厳選されていることが分かります。何せ苺が好きではない私が美味しいと思う程。 そして特筆すべきはこちらのショートケーキ、スポンジとスポンジで挟まれた生クリームの下にカスタードクリームが薄く一層引かれており、このカスタードがスポンジの卵感を更に

まだまだ有ります、アステリスク新作。 ルナ(650円)です。 純白に輝く滑らかな曲線美。名前に相応しいガトーですね。うるうるの表面も素敵です。 こちら、ライチとフランボワーズの組み合わせとのことですが。 ぱくり。 ！！！ ライチのムースから爽やかに吹き上がるフレッシュミント。そこにきゅんとフランボワーズが追いかけて来ます。 断面図。 フランボワーズジュレの層の下には赤桃のクレムー。酸味と甘味が重層的な広がりを持って舌の上を転がります。 台座はココナッツ風味のダックワーズ。シャクシャクとした歯触りと甘い香りがふんわりと爽やかな上体を包み込みます。 ああ、これですよこれですよ！ アステリスクの上手いとこ！ 然り気無く然り気無く色を重ねるように必然として味を纏めて行くんです。 こういうの凄い好きです。 相変わらずムースのライチ味は良く分かりませんが、そう言えば先日のユウササゲのガトーでも、ライチ

シュークリームの有名店、シュークリーの立ち上げにも携わったポルトボヌール。 正直、シュークリーのシュークリームはそこまでピンと来なかった私ですが、折角なのでチョイスです。 シュークリーム(248円)です。 この良心的お値段ながらかなり大きめ。 いいですねいいですね。 やっぱシュークリームは大きくないと。 ぱくり。 ！！！ 陳腐な表現ではありますが、クリームたっぷり！ かぶりついたら爆発しました。 そのクリームは固めながら粘性が低く、口腔に絡みつかないところが私好み。 卵黄のコクが深く滑らかで喉越しがいいです。 シュー生地はシュークリー同様黒ごまが焼き込まれています。白ごまではなく黒ごまであることも有り、めっちゃごまです。ごまごまです。しかもこのシュー、下部に黒ごまとシュー生地のチュイール状のものが出来ているんです。 ここ、カリカリで甘くて超レア感有ります。 本体もしっかり水分が焼き切られザ

オーガニック、グラスフェッドミルク、スーパーフード…。 そんな女心を惹き付けるキーワードが散りばめられた、全米人気No.1とも評価されるアイスクリームブランド、スリーツインズ。 なななんと、上陸1周年を記念して、今月いっぱい「毎日がスリーツインズの日」と称しスリーフレーバーが定価594円→248円！ アイス溶けますんで写真は店頭だけでご勘弁！ ひとまずこの機会にと、全14種コンプです。 ・ほうじ茶…日本限定。うんうん、薫りがまさにほうじ茶。芳ばしいです。が、ミルキー味に風味は負け気味。 ・ラベンダー…ラベンダーの香りは好きなのですが、食べ物として認識していない自分を実感。が、フランス系パティスリーのような人工香料プンプンなものではなくほんのり。 ・ストロベリー…果肉が入らないストレートタイプ。熟成バルサミコも入ってさっぱり。ストロベリー系アイスのなかでは好きな味。 ・レモンクッキー…人気N

春らしい色合いと、何と言ってもピスタチオ。 ル・プランタン(490円)です。 ぱくり。 ！！！ こ、これまた旨ーい！ 味のベースはピスタチオならず苺味。 が、これが幼稚なイチゴミルク味ではなくて、苺ならではの安心感のある甘さながら、だらけさせないのが流石フジウ。苺の酸味ではなく瑞々しさで爽やかさを演出している感じ。脂肪分も軽めのムースなので食べやすいです。 更に生地がダックワーズのようなモッチリ感のある生地なのですが、このモッチリが、水分や圧縮により生まれたものではなくきっちり生地作りの段階で作り込まれたことがはっきり分かるキメの均一な細やかさ。 これは焼き菓子に定評がある、フジウらしい技術力ですね。 けれどフジウ、こんな可愛らしいムースがこんなにレベル高いとは意外や意外。 フジウのマパテのラインナップは毎回あまり変わらないし、結構硬派なものが多かったのですよね。 春らしい、心ときめく逸品

パティシェリアにて、抹茶スイーツまたまたはっけーん💖 ガトー・テ・ヴェール(561円)です。 春を通り越して新緑カラーですが、いつ見てもやはり抹茶、抹茶、抹茶のグリーンは美しい！ ぱくり。 ！！！ フォーク刺さらず！(爆) ベースはふんわり抹茶スポンジに抹茶ガナッシュ、抹茶クリーム、間に小豆。 が、その底辺に抹茶のチョコクランチが有るのですが、これが異常に固いです。 フォークで普通の力加減では砕けないどころか、勢い余ってお皿を割りそうなくらい力を入れても全く刺さらず。 ナイフを右手で逆手に構えて左手でぐっと押し込むようにしてやっと割れましたが、これは狙っての仕様なのだろうか…。 しまいには余りに切り難いので、丸ごと箸で持ち上げてかぶり付いて食しました。 お味のほうはと言えば、ハイ食べにくいながらこの抹茶クランチはこのガリガリ感こそかなり好み。 が、やっぱり抹茶フレーバーとは言えふんわりス

伊勢丹お得意onlyMI。19日までの期間限定アイテムが、多くの店で展開中。 その中の一つがこちら。 サントノーレ・サクラ(702円)です。 サントノーレ、実食すると生クリームを持て余してしまうことも多いけど、でも好きなんです。 しかも今めく桜スイーツ。人口着色料を免れないジレンマは抱えつつもいざ！ ぱくり。 桜風味の生クリームは割りと軽め。食べやすいです。けれど、私が「桜風味」という味をよく分かっていないので、まあこんなもんかな？という感じ。 プチシューは飴掛けタイプでなく、生地も日本風のポヒュッとしたソフトタイプ。中にはフランボワーズ風味のカスタード。フランス風のようなパンチは有りませんがこれはこれで美味しいです。 断面図。 これまたソフトな土台のシューの中にはフランボワーズジュレが入り、彩り的にも味的にも華やかでいかにも女性好み。 ただ、それなりに大きいだけに全体的に甘さ控えめ。それ

そして今回の大ヒットがこちら！ パン・オ・ルヴァン1/4カット(480円)です。 ルヴァンシリーズが好みであることは分かっていましたが、全くの素のパン・オ・ルヴァンだと、やっぱり物足りないかなと見送っていましたが今回初挑戦です。 受け取った時はパフっと指が沈み込む柔らかいクラスト、重くも軽くもない重量感に、やっぱり外したか…と思ったのですが。 ぱくり。 ！！！ 柔らかいながらもむっちりと噛み応えのある厚みの有るクラスト、顔を押し当てたくなる程吸い付くようにしっとり柔らかく弾力性のあるクラム、目を剥く程の旨さです。 私はスライス・焼き直しなどせずに思うがままにちぎっては口に運びます。その時の指への触感からして心地良し。 何も付けずそのままは、咀嚼の度に鼻に抜ける馥郁たる生地の薫り、酵母の唾液線を刺激する酸味、歯を包み込むような肉感的なクラムが、全身に歓びを与えてくれます。下手なケーキよりよっ

ずっとずっと気になっていたー、 クロワッサンダマンド(400円)ー！ 受け取れば、なんかやたら軽いです。 あー…。 いわゆるしっとりじゅわ～系ではないのね～とは思いつつ。 ぱくり。 うーん…。 母体であるクロワッサンが、折り込み時にバター割れを起こしているっぽく層の形成が今一つ。それをカヴァーしてサクサク感を出そうとしてかのようにいささか焼きが強すぎて水分が飛び過ぎているように思います。 上面に掛けられているアーモンドクリームはビスキーですが量少な目。その上にのトッピングのアーモンドはよく有るスライスではなくダイス状なのでとてもカリカリ。まるごとのものも一粒有りこのへんはポイント高し。軽めのラム酒も香ります。 そして横から入れられた切り込みにもアーモンドクリームが挟み込まれており、こちらはまるでピーナッツバターのように濃厚でじゅんわり甘味もしっかり。これはなかなか特筆ものです。 かなりアー

新宿時代から大好きなのがこちら！ オリーブとドライトマトのフーガス(313円)です。 うん…。 新宿時代は280円だったんだけどね…。 クロワッサンオザマンドも237円だったのが302円だもんね…。 いやいやけれども嗜好品がハイパーインフレなこの時代、なんだかんだでプチメックは高品質良心的お値段です。 お久しぶりのフーガス、ワクワクドキドキ。 ぱくり。 ！！！ あぁ～！ やっぱり美味しいー！ モチモチ系のパンが好みではない私。が、このフーガスだけは大大大好き。 ばりっとしたクラスト、滲み出るオリーブオイル、じゅわっと塩気の溢れるグリーンオリーブ、くちゅりと濃密なドライトマト。 そして勿論生地自体の味が胃の腑に染み渡る旨さなのです。 もうエンドレスに食べられます。 細いところはよりカリカリで、太いところはむっちりしっとり。全体的にちょっと塩気が強いところもまた私好み。 オリーブオイルの匂いが

さてさてフェアからもう一品。 タルトフレーズピスターシュ(520円)です。 めっちゃ苺盛り盛り。凄いですね。 ぱくり。 ！！！ み、見て下さいこの断面図。 ピスタチオクリーム、凄い濃いです。 ねっとり固くてめっちゃピスタチオ！ が、それを上回る衝撃がこのタルト台。 皮付きアーモンドのクリームがずっしりと密度高く香り強く、厚みもしっかりまさに旨味濃厚。 これは確かにこの薄いパリパリパータフィロでないと重くなり過ぎてしまいますね。 因みに私、フルーツタルトは手づかみで食べます。 ナイフとフォークでは私のスキルではぼろぼろ崩れるし金属のカチンとした触感が基本的に味わいの邪魔。多数のスペック全てを一度に大口開けて頬張るには断然手づかみ推奨派なのです。 ああ、かくして苺ピスタチオアーモンドタルト、全てを頬張り咀嚼すれば、芳ばしさ爽やかさねっとり絡む豆豆しい風味が口に溢れしっとりがっつりした生地を噛み

今週の新宿伊勢丹マ・パティスリーはブロンディール。 かな～り実力派として有名な名店、とっても楽しみにしておりました。 まずはこちらで有名な、モンブラン続けて２品行ってみましょう！ モンブランセゾニエール(583円)です。 こちらは和栗を使った季節限定のモンブランです。 ぱくり。 ほ～…。 ねっとりときんとんのようなマロンペーストに量も甘さも抑え目の生クリーム、土台は多少ボソッと感の有るスポンジ。小さめなこともあり、一気に全パーツを掬い易いです。 味わい的にも見た目予想した範囲よりちょっと上の濃さ。構成的にもマロンショートケーキといった感じですね。 まとまりの良いモンブランです。 さてお次はこちら♪ モンブラン(529円)です。 こちらは通年商品、アンジェリーナでの修行経験の有るシェフということで、小さいながら、らしい感じの佇まい。 ぱくり。 あ～…。 これこれこれですね。 ピーナッツバター

ついに出会えました！ ルヴァン・ルージュ(518円)！ こちら、焼くのは4日に一度というお品。タイミングが合わなくてなかなか買えずにいたのですが、遂にgetです。 チェリートマトとクリームチーズのルヴァンでヒットのルヴァン生地のバリエーション、凄く気になっていたんです。 ワクワク♪ ぱくり。 ほわ～。 バリリと歯切れ良いクラストに、何とも瑞々しいクラム。しっとりというよりねっとりにすら近くもあります。 たっぷり焼き込まれた三種類のレーズンはハイビスカスティーで一晩マリネされたもの。その為か、レーズン固有の強い甘さというより爽やかさが有ります。更にたっぷり水分を含んで焼き上げられたレーズンは、生っぽい程ジューシーです。 そこへ苦味が程よいレモンピール、さくりとピスタチオの軽やかな食感と甘味、これは沢村の感性が存分に生かされた逸品ですね。 マゼンタ色に染みたクラムにまるで宝石が散りばめられたか

VIRONで売っているケーキは物凄く甘いと聞いており、今まで試した事が無かったのですが、こちらのフレジエが絶品、の情報に今回初めてチャレンジです。 フレジエ(810円)です。 VIRON、パンはハイパーインフレですが、ケーキは割りと(あくまで割りと)許容範囲な価格ですね。 それにしてもフレジエというもの、何て静謐な美しさ。生半可なデザイン変更を許さない古典的風格は、まさにフランス芸術と言えます。 ぱくり。 ！！！ 鼻に抜けるキルシュの薫り、一瞬色にドン引く真っ赤なマジパンの貫くような甘味、ふわりと口内に拡散しながら弾けるように溶け行くビスキュイジョコンド。 が、何と言っても衝撃的なのはこのムースリーヌクリーム！ VIRONなら、主役は生地に来るかと思いきや、甘さ控え目ながら濃厚なクリームが絶品です。 バター比率の高さを伺わせるこってりとした固さながら口に含めばヨーグルトのような爽やかな酸味

バビーズにはもう一種類アップルパイが有ります。 アップルクランブルパイ(580円)です。 以前はウイスキーアップルパイという名前だったのですが、ものすごくウイスキーなのではと逆に避けるお客さんが多かったので名前を変更したそうな。 ぱくり。 ！！！ これまた大きいカットのリンゴがゴロンゴロン。 ウイスキーの味を知らないので何とも言えませんが、スモーキーっぽい独特の風味が有ります。が、圧倒的なリンゴのジューシーな甘さと爽やかさはマイルハイアップルパイ同様健在。ウイスキーを掛けてある分、こちらの方が水分が多く、また何となくリンゴがねっとりしている感じがします。 クランブルは、以前はもっとナッツっぽくてボロボロしていたかと思うのですが、今回はなんだかクッキーみたいに厚く固まったものでこれは自分で砕けってことなのでしょうか？ 背面のパイ生地はマイルハイアップルパイより更に厚く、ギザギザに折り込みも有

アップルパイが大好きです。 それもりんごが瑞々しくて、爽やかなのが好きなのです。 と、いう訳で、久しぶりにバビーズへ♪ マイルハイアップルパイ(580円)です。 以前にも食したことが有りましたが、その時は圧倒的なキャラメルパンプキンパイに霞んでしまったものですから再検証が必要かと。 ぱくり。 ！！！ キャラメルパンプキンパイ抜きにしても、前より美味しくなってるかも？！ と、いうか、以前食べたのはアークヒルズ店、今回は吉祥寺店とお店が違うのも有るのでしょうか？ 吉祥寺店は、汐留で作ったものを運んでいるということですが。 まずパイが非常にパリパリサクサク。上面を覆う生地は、パイというより春巻きの皮のようなカリカリ感も有ります。こちらのパイは、バターだけでなくラードも使っているのでその特性ですね。 背面のパイはいかにもアメリカンパイらしい厚い練りパイ。こういう層になっていないビスキーなパイも実は

新宿高島屋パティシェリアには、毎月末新しいお店が一週間だけお目見えします。 2019初めての、今回のお店は白金のメゾンダーニ。 私のチョイスは。 オランジュ アマンド(604円)です。 バームクーヘンのように生地が何層がも重なって、他のケーキより一回り大きいのでなかなか迫力が有ります。 ぱくり。 ！！！ こ、これは！ オレンジバタークリームが、非常に爽やかながら濃厚です。こってりと甘いのに、オレンジピールの歯触りもあり、重たさを感じさせません。 更にオレンジの風味のエッジをまろやかに包み込む二筋のミルクチョコレートクリームもさりげなくいい仕事をしています。 が、何と言ってもこのジョコンド生地が！ ふんわりとしていながら噛み締めれば腰が有り旨みが口腔に染み入ります。 もっともっと。 より深くよりはっきりと。 この生地の味わいを識りたい分かりたい。 そういう衝動に突き動かされるがままに一口一口

立地良し、コンセプト良し。 全体的にハード色。 お値段高く、当たり外れも多いのですが、ついつい気になるベーカリー沢村新宿NEWoMan店。 そして今回のお品やいかに。 クリームチーズノワ(302円)です。 こちら、パン・オ・ノワにクリームチーズを入れて焼き上げたもの。 くるみが好きなので、パン・オ・ノワが気になっていたのですが大きいし、まずはバリエーションで試してみようかと。 隣に同じパン・オ・ノワ生地のあんぱんも有りましたが、お食事系気分だったので。 うん…。 受け取りましたが小っちゃ…。 ぱくり。 ！！！ クリームチーズ、爽やか！ 基本的に、クリームチーズは苦手なんです。 一般的な好みと違って、青カビ系とかは大好きなのに。 が、このクリームチーズはヨーグルトのような爽やかな酸味があり、私の苦手な、塩気もなく只こってり…のようなクリームチーズでは有りません。 しかもパンの中に焼き込んであ

午後1時過ぎの焼き上がり。 に、just perfectで乗り込んだなら。 更に更に、「雑穀」なんてキーワード。 食い付かずにはおれません。 雑穀のエディアール角食(253円)です。 あ、因みにこれは半斤のお値段です。 半斤とはいえずっしり。 しかも色黒！ 基本、自然食・健康食ライフが大好きな私。 この未精白色に萌え萌えです♪ ああ、湯気るしっとり肌身に頬擦ればまさに吸い込まれるよう。口付ければ粉と種と発酵バターの織り成す豊潤な香りを鼻のみならず顔面全ての毛穴が吸い込み、過呼吸で脳まで朦朧としながらも崩れ落ちるような幸福感に昇天しそうです。 ぱくり。 むは～。 ベースのエディアール角食は、その名に店名を冠する発酵バターと生クリームが活きるリッチな食パン。それだけでも無条件に美味しい要素は100%。 そこに亜麻の実、ひまわりの種、ごま、コーングリッツ、大豆フレーク、オーツ麦パウダー。 この肌