ブックマーク / engineer.fabcross.jp (3)

  • CPU性能を100倍にするチップ「PPU」を開発――フィンランドのスタートアップFlow - fabcross for エンジニア

    フィンランドのスタートアップ企業Flowは、2024年6月11日、あらゆるCPUの性能を100倍に向上させるという、「Parallel Processing Unit(PPU)」アーキテクチャを発表した。同時に、北欧のVCなどからの総額400万ユーロ(約6億9000万円)の調達も公表した。 PPUは、従来のCPUにおける並列処理の問題を解決するもので、あらゆるCPUアーキテクチャ、命令セット、プロセスジオメトリに統合できる。既存のソフトウェアと下位互換性があるため、PPU用に再コンパイルすることで大幅に高速化される。 従来のマルチコアCPUでは、共有メモリの参照処理に起因する実行速度の低下や、コア間通信ネットワークでの遅延の増大などの問題があった。PPUは、メモリにアクセスしながら他のスレッドを実行することで、メモリ参照の遅延を隠す仕組みを持っている。 PPUコアの数、機能ユニットの種類と

    CPU性能を100倍にするチップ「PPU」を開発――フィンランドのスタートアップFlow - fabcross for エンジニア
  • 液体水素燃料で航行する世界初のフェリー「MF Hydra」が、最終試験を通過 - fabcross for エンジニア

    ノルウェーのフェリー運営企業Norledは、液体水素を燃料とするフェリー「MF Hydra」のシステムテストを2023年初めより実施してきた。同社はこのほど、最終段階の性能試験である「海上公試」について、ノルウェー海事局(NMA)からの最終承認を得たと発表した。 液体水素燃料は、グリーンな海運への移行において重要な役割を果たすと期待されている。MF Hydraのプロジェクトは、世界の海事産業にとって非常に重要だと同社は説明する。 フェリーの全長は82.4mで、最大290人の乗客と80台の車両を積載できる。年間の二酸化炭素排出量を、最大で95%削減するという。 ノルウェーの沿岸部では、通勤手段としてフェリーに頼る住民も多く、同国はグリーンな海事ソリューションを牽引してきた。2000年には、液化天然ガス(LNG)を燃料とした自動車運搬用フェリー「MF Glutra」を導入し、2015年には、電

    液体水素燃料で航行する世界初のフェリー「MF Hydra」が、最終試験を通過 - fabcross for エンジニア
  • 鉄製のコアも銅巻線も使わない――米Infinitumの次世代型モーター「Aircore Mobility」 - fabcross for エンジニア

    米Infinitumの開発した次世代モーター「Aircore Mobility」が、CES 2023 Innovation Awardを受賞した。 Aircore Mobilityの最大の特徴は、銅エッチングされたプリント基板(PCB)をステーター(固定子)とする「PCBステーター」にある。従来のブラシレスモーターは、鋼板製のコアに銅線を巻きつけて電磁石として磁界を発生させ、中心部に置かれた永久磁石製のローター(回転子)を回すものだ。これに対してPCBステーターは、重い鋼板と銅線の代わりにPCBに銅のパターンをエッチングすることで、従来のモーターより50%小型化・軽量化され、効率が10〜15%向上しているという。 Aircore Mobilityは、小型から大型までの商用車や航空宇宙、船舶向けなどに設計されており、ドライブトレインの重量やサイズを大きく増やす事なく50〜250kWの出力が実

    鉄製のコアも銅巻線も使わない――米Infinitumの次世代型モーター「Aircore Mobility」 - fabcross for エンジニア
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