イタリアで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染者が爆発的に増えたことを受け、帰国する韓国人留学生が増えている。イタリア現地の大学で交換留学などで半年から1年間勉強しようとしていた計画を諦め、1カ月で韓国に帰ってきたのだ。彼らは「イタリアの人達はマスクをしている人はいなくて、むしろ東洋人を排斥する雰囲気」と口をそろえた。 イタリアを出発して仁川(インチョン)空港に帰国したが、発熱の有無を確認する以外は韓国人への検査は特に行われていないという。イタリア留学を途中でやめて韓国に帰ってきた学生の多くは「もしかしたら」と考えて何のガイドラインもなくても自ら隔離を課している。 9日にイタリアのローマから帰国したイ・ヒソルさん(22)は「新型コロナ感染者が、寝て起きたら1000人増えているのを見て不安が高まって帰国を決めた」とし「ニュースでは状況が深刻に見えるのに外ではマスクをついている人も