ヘッドセットで本部からの指示を受けて、即対応――テレビの向こう側だけでなく、最近はイベント等で実際に見かけるようになった光景だ。携帯電話を持ちながらとは違って両手が空けられるのがメリットだが、NECが発表した「Tele Scouter(テレスカウター)」は、音声だけでなく映像も見られる点がまったく違う。 これはブラザーが10月20日に発表した網膜走査式ディスプレー(RID)と、ウェアラブルコンピューター端末のセット(関連サイト)を、NECがシステム販売するもの。価格はRIDとウェアラブル端末が各30台、管理用サーバー1台込みで750万円から(SI費用含まず)。価格は決してリーズナブルとは言い難いが、代わりがないという点では相応の価値がある。