「受かるのは宝くじに当たるようなもの」とも言われ、小学校受験を考える親子にとっては、常に最高峰の存在として君臨する慶應義塾幼稚舎。その慶應義塾が2013年4月、横浜市青葉区に新たに小中一貫校を開校する。東京都渋谷区の慶應義塾幼稚舎に続く“第2の幼稚舎”として注目され、すでにお受験界では父母や関係者の間でさまざまな情報や噂が飛び交っているという。 新慶應幼稚舎は、従来の幼稚舎と一体何が異なるのか? 試験内容や近年のお受験界の傾向について、毎年多数の慶應幼稚舎合格者を輩出する「ジャック幼児教育研究所」の理事、大岡史直氏に話を聴いた。 「新慶應に合格すると幼稚舎には合格しない」の噂は本当? 新慶應幼稚舎は元々、2011年4月に開校予定だった。しかし金融危機の影響を受け、財政状況などの問題から当初の計画が大幅に見直され、開校は2013年4月にずれ込んだ。横浜市青葉区に立地する小中高一貫校で、卒業後