日本のビジネスマンの足元を支え続けるスコッチグレインが、かつて作っていたタッセルスリッポンです。3Eウィズ表記でしたが小生のような細身の足でも横ブレすることがなく、かといってつま先に不自然なアタリもない、隠れた名靴でした。2008年はこのスタイルに、久々に注目が集まります! 前々回と前回で、スリッポンの中では一番のおなじみの存在であるローファーを徹底的に見てまいりました。一口にローファーと申しても、本当に様々なものがあることがお解りいただけたかと思います。 今回は、かつてはローファーと並ぶスリッポンの代表例だった、タッセルスリッポンを採り上げます。甲の中心にある房飾り=タッセルと、それを繋ぎトップラインをグルッと一回りする革紐がデザイン上の特徴であるこの靴は、1990年前後を境に次第にトレンドの表舞台には出てこなくなってしまったので、世代間での認知度にかなりのギャップがあるのが現状です。恐