必要最低限を残し、 全ての修行僧が祭壇へ集結。 大人数でお届けする怒涛の読経。 暗がりで、お焚きあげの火が煌々と燃え上がる中で数十人の修行僧が念を込める。 まさに「波ぁぁぁぁッッッッ!!!!」とでも言いたいところであろうが。 時間にして、これまた数十分・・・。 息も絶え絶えに一旦様子を確認しに行く和尚。 和尚が祭壇を覗き込むと・・・・・・ 「やったッッッッ!!!!!」 その声に続々と修行僧が覗きに行くと 「半分以上燃えた人形」 があったと言う。 ここで「半分かいッッッッ!!!」と言う突っ込みは出来ない。 当初、全く燃える見込みがなかった人形がここまで燃えたのである。 嬉しさのあまり狂喜乱舞の坊主集団は、ここを一つの区切りとして解散からの撤収。 人形は再度丁重に供養し、箱に入れて入念に包装&安置。 言い換えれば完全に「封印」と言わざるを得ない状況で、「翌日」依頼主の老夫婦に嬉々として連絡する