堀江:ただ、メディアの潮目は変わっていた。ゲームでもニュースサイトでも、どんどんリッチコンテンツ化(動画や音声などを利用した情報提供の総称)し始めていました。15年くらいから、中国のニュースサイトも一気に動画化に舵を切った。つまり、これは当然と言えば当然ですが、人間はよりリッチなものを望んでいる。 これがはっきりしてきました。 大学生で起業したので、資金はない。そんな僕らでも戦えるものって何だろう。参入障壁が低く、将来的に時価総額1000億円以上狙えるものって何だろう。それを考えたときに、「動画だろう」と。 コンセプトは、安く作れて既存メディアを置き換えられるもの、かつ、コンテンツが資産化していくもの。言い換えれば、古くならないもの。ファッション動画は5年経って古くなったら誰も見なくなる。いろんなジャンルを試しましたが、その答えが料理でした。「食」って古くなりませんから。 レシピサイトの「
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