小野 篤司さんへのインタビュー、最終回です。2020年6月に発売された図鑑『新版 ウミウシ』についてお話を伺いました。 図鑑『新版 ウミウシ』に込めた想い ――今回の図鑑『新版 ウミウシ』のもうひとりの著者である加藤 昌一さんは、前回の『ウミウシ―生きている海の妖精(2009年)』でもご一緒されていたんですよね。本をつくる前から面識はあったんでしょうか? 面識はありませんでした。加藤さんからウミウシの同定についてメールをいただいて、やりとりをしていくうちにいつの間にか全部の監修、ということになりました。 今回の図鑑『新版 ウミウシ』のはじめに、座間味まで会いに来てくれました。どちらの本も加藤さんの繋がりがなければ実現しませんでしたよ。 ――図鑑『新版 ウミウシ』をつくるにあたって、こだわったポイントについて教えてください。 ウミウシの図鑑として、ウミウシ愛好家やダイバーが種を判別しやすく、