文=長谷川修(大和映像サロン会長) タイトル=岩崎光明 旅の映像以上に巧拙がはっきり判るジャンルが「祭り・イベント記録」ではありますが、被写体として撮る機会も多く、気軽に撮りやすいテーマでもあります。その意味ではビデオを始めたばかりの人にとってお薦めの題材です。 作品づくりには起承転結が大事とよく言われておりますが、作品づくりの経験が少ない人に、いきなり起承転結と言ってもどんなもんでしょうかね? とにかく、理屈抜きで「祭り」の様子の一部始終を夢中で撮ってみてください。祭りは基本的に起承転結の要素があらかじめ備わっているものです。時間軸に沿って撮影すれば、意識せずとも起承転結がつきます。 何回か祭りの作品を作るようになりますと、その人なりの制作スタイルが出来上がってきます。他人の祭りの作品を観る機会も増えてくるでしょう。そこでひとつの壁にぶつかり「何かが違う」と感じたら、それが進歩です。そん