先日触れた“Our Body”ですが、4月21日、裁判の結果により一般公開が中止されることになりました。 原告はEnsemble contre la peine de mort(死刑反対グループ)とSolidarite Chine(中国への連帯)という二つの団体。特に、「展示されている人体がどこからどういう経緯でエキシビションに到ったのか」という点が不明であり、遺体が不当に取引された疑いがあることを、原告側は強調していました。 これに対し、エキシビションの主催者は、香港の研究機関から送られたと主張していますが、生前の同意のもとに身体が研究にまわされたという証明書を提示できませんでした。 判決は、一言でいえば、「人間の尊厳を冒涜する」という理由でエキシビションの中止を求めたもの。「遺体は本来埋葬されるべきものであり、その正当な場所は墓地である」とし、また、人体の展示の仕方が学究的側面に適って