心臓が止まった人の救命に必要な心臓マッサージとAEDを普及するために、日本循環器学会は、スマートフォンなどで利用できるサスペンス仕立てのゲームを作り、1日から公開することにしています。 旅館で倒れた男性と居合わせた客などの間で展開するサスペンスドラマに、救命に関わる10の問題が盛り込まれ、問題を解きながらAEDの使い方や心臓マッサージについて知ることができます。 心臓の発作で心臓が止まった人に対しては、救急車が到着する前にAEDを活用すると半数の人は救命されますが、実際に活用されるケースは4%にとどまっています。 このため、学会はゲームを楽しみながら救命方法について学んでもらい、救命率の向上につなげたいとしています。 ゲームを作った日本循環器学会AED検討委員会の三田村秀雄委員長は「ゲームの中に出てくるケースに実際に遭遇したときに、思い出して行動することができ、救命率が上がるのではないか」