『脳はなぜ「心」を作ったのか 「私」の謎を解く受動意識仮説』(前野隆司著、ちくま文庫) 『「死ぬのが怖い」とはどういうことか』(前野隆司著、講談社) ロボットは「心」を持てるのか。工学博士である筆者の答えは「Yes」。要はプログラミングの問題で、悲しんだり、怒ったり、喜んだり。こういう心の中の質感(クオリア)さえロボットは持ちうるという。そして、先ずは単純なロボットのあかちゃん脳を作成し、その後、様々な学習を通じて成長させるという具体的な方策まで示している。 ロボットは「心」を持てる 天動説から地動説への転換「心」とは何か。筆者の説明はこうだ。昆虫に「心」はない。餌があれば食べ、棒で突つかれると逃げる。これらはすべて反射行動で、あらかじめ食べたいと「意識」したり、怖いと感じているわけではない。そして、人間の行動も基本は昆虫と同じで、すべてが反射行動。単一の「心」なるものが、意識して行動を起
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