ランボー再見の一番の動機は、「わからなかったから」、だと思う。いろいろな人のレビューを読んだ。でも違う、何か違う。と思った。 ランボーの新しい映画「ランボー 最後の戦場」は、多くを語らない。多くを語っているのは、ひたすら人間の体がぶっ飛ぶシーンばかりだ。首が飛ぶ、腕が飛ぶ、足が飛ぶ、人間の体が木っ端微塵になる。 では。といえば。ランボーは? ランボーは悩む。ランボーは決断する。でも、最初の決断にはシーンもセリフも少なすぎる。ただ、ランボーの表情のみ。時間も少ない。 そこで、(ああこういうことね)と言っちゃうには、あまりにも核心部分が少なすぎる。それはシーンの失敗なのか、と受け取る人も多いようだけれど、それは、なんというか、テメーが考えろ的にも受け取っているところがわたしにはあったと思う。饒舌過ぎたら失敗する、見せるものを見せつけて、そして引き算の手法。 ランボーの二番目の決断。ここでは自問