J2アルビレックス新潟MF本間至恩(21歳)が欧州クラブへ完全移籍することついて、クラブ間の基本合意したことを発表した。 このニュースは新潟のみならず、多くのサッカーファンに大きな衝撃を与えた。 その理由の1つに、本間はまだ一度もJ1でのプレー経験がないことにある。日本代表はおろか、昨年の東京五輪代表の選出歴がない21歳の若手選手だけに、マーケットが拡大していることを改めて実感する移籍だった。 さらに驚きなのは「完全移籍」という点だ。 移籍金は推定120万ユーロ(約1億6500万円)と報道されている。これまで海外移籍を果たした若手選手の多くが買取オプション付きのレンタル移籍で、いわゆる“様子見”のニュアンスを含んだものだった。契約年数が切れるタイミングを狙った「ゼロ円移籍」のケースも少なくなく、今回は極めて珍しいパターンだといえる。 移籍先とされるクラブ・ブルージュはベルギーリーグで現在3