最近では、会議にパソコンを持ち込むことがごくあたりまえになってきました。プレゼンテーションなどに使われるのはともかく、中には議題よりもパソコンに気を取られている人もあったりして、お互いの顔を見ながら談論風発という会議シーンは減ってきたような気がしないでもありません。そんな状況に危機感を抱いた一部の企業では、人と人が面と向き合うコミュニケーションを取り戻すために、脱ITを実行するところも出始めているようです。 パソコンやスマホを制限したら? 会社のパソコンは今や一人一台が常識━━そんな時代に、宮城県のあるメーカーでは、個人用のパソコン支給を止めました。パソコンが必要な時は「パソコン島」と呼ばれる場所に移動して作業。制限時間は1回45分までで、終わったら即移動しなければなりません。使用を制限したことで、無駄なメールのやりとりが激減。セールス担当と直接電話でやり取りする密な意思疎通が実現した結果