江戸時代の人々は現代人以上にお花見を満喫していた!お花見スポット、花見弁当、桜餅、コスプレ、花見用の晴れ着などなど。今回は江戸のお花見事情を紹介します! お花見のメッカのひとつ、隅田川沿いでのお花見風景。満開の桜のもと、誰もかれもが浮かれ気味(『倭風俗墨堤の花』揚州周延 画) 桜だけじゃない!? いろんな花で花見を楽しんでいた江戸っ子たち 現代、私たちが「お花見」という言葉を聞くと一般的には「桜を眺めること」をイメージしますが、江戸時代のお花見は桜に限りませんでした。春の桜に限らずシーズンごとに花見しまくってます。 寒い冬が終わる早春。まず人々の目を楽しませたのが梅の花。「花見は梅にはじまる」なんていわれたんだとか。ちなみに、梅の花見はご老人やインテリ層に人気のちょっと渋い系だったそう。 色っぽいお姉さまがたが梅見をしています。江戸には、蒲田の「梅屋敷」をはじめ梅の名所もたくさんありました