ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、プレイステーション 3(PS3)に搭載した独自ブラウザを強化したシステムソフトウェア「2.20」を3月25日に公開した。 テレビやゲーム機などでブラウザが搭載される事例は増えてきたが、専用のブラウザを独自開発するケースは珍しい。また、発売当初からアップデートを重ねることで、着実に機能が拡充されている点も注目すべきポイントだ。 独自ブラウザを搭載した経緯やコンセプト、今後の展開について、SCEでブラウザ開発を手がけるネットワークプラットフォーム開発部の梅村晃二郎部長、同部11課の高瀬昌毅課長、青木剛一氏に話を伺った。 ■ ゲーム連携などさまざまな用途を想定して独自開発を選択 ――本日はよろしくお願いします。初めに、ネットワークプラットフォーム開発部の担当業務を教えて下さい。 高瀬:ネットワークプラットフォーム開発部は、PS3やPSPの本体に