『衣食住語源辞典』p.55,57 「おにぎり」の項に「携帯や分配を容易にするために適当量を握り固めた飯。握り飯、おむすびともいう。」と記載されています。 「おむすび」の項にも同様の記述があり、加えて「おにぎり・握り飯を意味する女房詞である。」とあります。語源解説に「お結びは、おにぎりや握り飯に比べ、表現の仕方が婉曲的なので、いくぶん丁寧な語感がある。寿司にニギリはあるが、ムスビはない。ニギリは上等で、ムスビは飯だけの粗末な食事という響きがある。」と記載されています。 『日本国語大辞典 第3巻、第4巻』p.48,698 どちらの語も「にぎりめし(握飯)の丁寧語」と記載されています。「おにぎり」については、「もと、女性・子どもの語」の一文もあります。