本日はこちらの記事です。まあ細かい点に間違いがあるというのではなく、根本的に大きく間違えています。というのも、この「膣ケア」を推している原田純なる人物について山田ノジルさんは言及していますが。 その前に、「膣ケア」という発想自体は当然のことながら原田純氏の発明でもなんでもなく、そもそも膣という自分の性器を自分で見よう、ケアしよう、という発想自体はウーマン・リブが由来です。当時は性器の疾患(カンジダとか)すらも産婦人科で気軽に治療できない時代だったというのもあります。詳しくは「ジェンダー化される身体 」(荻野美穂 2022)を参照にしてください。 それはそれとして、記事では原田純さんが「膣ケア」に至った理由について、山田さんは以下のように「推論」を述べています。 「原田氏は1954年生まれ。青春時代はだいたい60年代、高度成長期です。ヒッピー文化や学生闘争の時代、一部では性的にアクティブなこ