抗体保有率、東京0.1% 新型コロナ、検査で判明―厚労省 2020年06月16日11時59分 厚生労働省は16日、新型コロナウイルスへの感染歴を調べる抗体検査を行った結果、東京都での陽性率(保有率)が0.10%だったと発表した。大阪府は0.17%、宮城県は0.03%だった。同省は「抗体保有率は感染率よりも高かったが、大半の人に抗体がないことが分かった」としている。同省は検出された抗体を精査し、今後の検査手法を検討する。 【新型コロナ】第2波対策のポイント 抗体保有と超過死亡 人間の体内では、感染症に1度かかると同じウイルスが再び侵入した際に体を守る特殊なタンパク質(抗体)が作られる。抗体検査はこのタンパク質の有無や量を調べ、免疫が備わっているかを調べる。新型ウイルスは、感染者の約8割が軽症か無症状で感染実態の把握が難しいため、抗体検査を通じた実態解明が期待されている。 厚労省は、一定規模の