3年前、北海道小樽市で女性3人が死亡した事故で、酒に酔った状態で車を運転していたとして危険運転致死傷などの罪に問われた被告に対して、最高裁判所は上告を退ける決定を出し、懲役22年の判決が確定することになりました。 被告は「事故は飲酒の影響ではなく脇見が原因だった」として過失運転致死傷の罪にとどまると主張しました。 1審の札幌地方裁判所と2審の札幌高等裁判所は、「被告の注意力が著しく低下したのは酒の影響しか考えられない。無謀で危険極まりない運転だ」として危険運転致死傷の罪を適用し、検察の求刑どおり懲役22年の判決を言い渡しました。 これに対して被告側が上告していましたが、最高裁判所第1小法廷の小池裕裁判長は、20日までに上告を退ける決定を出し、懲役22年の判決が確定することになりました。 被告は当初、過失運転致死傷などの罪で起訴されましたが、被害者の遺族などが7万人を超える署名を集めた結果、