NISAで手数料無料のノーロード、1年決算のファンドが注目を浴びましたが、一方で設定が目立つファンドとして、バンクローンに投資するファンドが増えてきています。 これまで社債の中でも、元本割れが発生する可能性が高い分、利回りを高く設定されている債券、いわゆるハイ・イールド債券に投資するファンドが多かったですが、これに代わって新しい設定が増えているようです。 海外企業のローン債権(バンクローン)をまとめて投資信託の形に仕立てた金融商品に日本の個人マネーが流入している。2013年の1年間で本数は58本と54本増え、純資産残高も23倍の2366億円に膨らんだ。世界経済の改善期待から金利上昇(債券価格は下落)懸念が高まる中で、変動金利である点が人気を集めており、一段と市場規模が拡大しそうだ。 バンクローンとは銀行が企業に対し実行した融資のうち、元本返済や利子受け取りの権利を市場で自由に売買できるよう