太田忠投資評価研究所 太田忠のブログ。金融・マーケットから経済、社会、仕事、音楽、日常まで幅広く語ります。 全くひどい話である。 米国の401Kをマネた「確定拠出年金制度」が日本でも2001年からスタートしているのだが、これが全く柔軟性がない仕組みであり、国民年金や厚生年金のように1人1人が社会全体を支えるためにお金を出し合っているのではなく、純粋に自分の将来のために掛け金を積み立て運用しているにもかかわらず、「脱退したい」と言っても「法律で決まっているので、60歳までは脱退することはできません」という一点張りのナンセンスな回答が返ってきた。 事の発端は「移管完了のお知らせ」という一通のはがきが私の手元に届いたところから始まった。 「あなた様は企業型確定拠出年金制度の加入者資格を喪失されましたが、資格喪失日の翌月から6ヶ月以内に他の確定拠出年金制度への移管のお申し出をされなかったため、資金
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