週刊ダイヤモンドが2007年6月16日号で「まるごと一冊 投信・預金・保険 金融商品の罠」という大特集を仕掛けています。この中でも圧巻だったのは、表題をタイトルにした山崎元氏のコラムです。 山崎アニキの指摘は、ずばり3点。以下、コラムの抜粋を書きます。 その1:多分配型の大問題 毎月分配型を典型とする、多分配型の投資信託には、合理的なニーズがあると考えるのか? 単に、販売現場で売りやすいだけではないか。また、売れるからと言って多分配型を続々と商品化する投信会社の運用には見識というものがあるのか? その2:手数料の大問題 同じ会社が運用するプロダクトでも、確定拠出年金向けの運用手数料は、投信の信託報酬よりもずっと安い。投信が「暴利」だといえるのではないか。現在の信託報酬水準は高いとは思わないのか? その3:投信会社経営の大問題 投信会社が販売会社に弱いことが、日本の投信の商品や運用に悪影響を