内藤氏はアセットアロケーションの必要性を強調したが、投資の成果を決定する要素として3つが挙げられる。1つはどの株や債券に投資するかという「銘柄選択」、2つめは買い時や売り時のタイミングを測る「投資タイミング」、3つめが、どの金融商品にどれだけ資産を配分するかを決める「アセットアロケーション」だ。「銘柄選択」「投資タイミング」「アセットアロケーション」――この3つの中でどれが最も重視されるのだろうか。米国の資産運用会社バンガード社の調査によると、投資の成果の約8割はアセットアロケーションによって決まるということが分かった。 「多くの個人投資家は『安く買えるタイミングはいつか?』『どの銘柄を買おうか?』ばかりを考えている。こうした作業は楽しいものだが、成果には結びつきにくい。むしろ長期運用をするのであればアセットアロケーションを決めることが大切」と話す。またアセットアロケーションを定めれば頻繁