「守・破・離」(しゅ・は・り)という言葉をご存知ですか? この言葉の本質部分に関して自分が思い違いをしていたことに最近、気がつきました。 「守破離」は能楽を確立した世阿弥の教え。物事に通じていく段階を説明するさいによく使われています。 photo credit: blinkingidiot via photopin cc 一般的には次のように説明されています。 ・「守」は、師の教えをしっかりと守り、基本を身につけることを徹底する段階 ・「破」は師の教えを破る行為を試して、自分なりの発展形を模索する段階 ・「離」は指導者のもとを離れ、自分自身で学んだ内容を発展させていく段階。 私もおおむね上記のように理解していました。 しかし「破」以降の説明は世阿弥が本来その言葉にこめた意味の本質とは外れているようです。 「破」を「破る」という風に理解することから、このあたりのズレが生まれてきたようで、本質