2010.04.09 ■運用の基本は「長期」「分散」「低コスト」 カテゴリ:カテゴリ未分類 個人がお金の運用を考える場合に意識すべき原則は、「長期」「分散」「低コスト」の三つだ。これら三つの意味を正しく覚えておくことが、資産形成の基本になる。 一つ目の「長期」は長期運用・長期投資の“長期”だ。これは、時間をかけて資産を増やそうということでもあるし、資産を増やすには時間がかかるということでもある。株式・債券・不動産などへの投資は、生産活動への資本参加がその経済的な意味だ。たとえば、企業の株式に投資するとしても、企業に利益を稼ぐ時間を十分与える必要がある。「投資」の本質は、生産活動に資本を投じることであって、その果実を十分得るためには、時間をかける必要がある。時間をかけることによって、投資は、単なるゼロサム・ゲーム的な「投機」よりも有利な賭になる。 もっとも、長期投資で「絶対に儲かる」という訳