現代のビジネスパーソンの多くは、一日のかなりの時間をデスクの前に座って過ごすことを余儀なくされている。だが、座ったままでいる時間が長いと、肥満やがん、心臓病、認知機能の低下、ストレスの蓄積など、数々の健康リスクが高まることがわかっている。実際に、個人の体験として「デスクワークが身体にもたらす悪影響」を実感している人も少なくないだろう。 出勤に自転車を使ったり、少しでも歩く距離を増やそうと努めている人も多いが、米「アトランティック」誌は、恒常的に長時間座ったままでいることによる悪影響はエクササイズで帳消しにすることができないというアイオワ大学の研究の成果を紹介している。 こうした悪影響を防ぐには、「座ったままの状態」そのものを減らさないといけない。アイオワ大の研究では、アイオワシティーにある企業の従業員を対象に、デスクの下にペダルマシンを置いて使ってもらう実験を行った。 その結果、16週間の