「キャリアプラン」というと、本田圭佑選手やイチロー選手のように、中長期の計画をしっかりたて、着実に実行していく、というイメージがあります。 しかし、キャリア理論の中には、「キャリアの8割は偶然によって決定される」という前提に基づいたものがあるのをご存知でしょうか? それが「計画された偶発性理論」。偶発性を計画するとは、一体どういうことなのでしょうか? 今回は、この「計画された偶発性理論」についてご紹介します。 計画された偶発性理論とは? 「計画された偶発性理論」は、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が20世紀末に提案したキャリア理論です。 この理論の要点は、 ・個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される ・その偶発的なことを計画的に導くことでキャリアアップをしていくべき という考えにあります。 たとえば、皆さんも仕事を選ぶとき、人との出会いが決め手となった