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ブックマーク / hiroyukikojima.hatenablog.com (3)

  • 読者に優しい数学書を書く技術 - hiroyukikojima’s blog

    ここ数日、堀川 穎二『複素関数論の要諦』日評論社を読みふけっている。そして、めちゃくちゃ感動している。数学書でこんなに興奮するのは久々のことだ。 複素関数論の要諦 作者: 堀川穎二出版社/メーカー: 日評論社発売日: 2003/03メディア: 単行購入: 34人 クリック: 1,278回この商品を含むブログ (2件) を見るこのを取り寄せたのは、複素積分を新書で解説する、という無謀な計画をぼくが抱いているからだ。その準備となる原稿を書いているのだけど、複素積分に関するコーシーの定理の証明方針に迷っていて、それでいろいろな複素関数論のをひもといてるってわけ。 書は、堀川先生が東大数学科進学の決まった2年生に行った講義を忠実に収録している。その忠実さったらすごくて、演習問題も、期末テストも、それについてのコメントも、成績の分布も、成績評価基準も、追試の点数と人数も、学生から採った

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    reonnnu
    reonnnu 2012/12/31
  • 数学は言葉 - hiroyukikojima’s blog

    一般の人が、数学を読んで理解しようとするとき、二つの障壁を乗り越えねばならない。一つは、語られている概念が抽象的であること、そしてもう一つは、それを語っている「言葉」が数式というこれまた「読みにくい言語」だ、ということだ。書き手が後者を突破する道は二者択一である。第一の道は、数式を使わず、極力日常の言語で表現すること。第二の道は、あえて「数式言語の読み方をレクチャーする」ことである。でも、第二の道を選択する書き手はほぼ皆無である。なぜなら、相当しんどい作業になる上、それだけの努力がの売り上げに貢献するとは考えられないからだ。かくいうぼくも、第二の道を試みたことは一回しかない。それは『文系のための数学教室』講談社現代新書で、「ルベーグ積分」を題材に、積分記号の読解の作法を伝授した部分だ。そこでのメッセージは、「数式には独特の読解の仕方がある。記号を記号のまま受け入れようとせずに、自分の

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    reonnnu 2009/11/22
  • 小飼弾さんの書評に恐れ入るの巻 - hiroyukikojima’s blog

    小飼弾さんが、ぼくの新著『使える!経済学の考え方』ちくま新書に書評を書いてくれた。 404 Blog Not Found:数理は有利 - 書評 - 使える!経済学の考え方 小飼さんは、今年出たぼくの4冊ののうち、3冊を書評してくださってて、そのどれもがすばらしいんだけど、今回のは他の二冊とは違う意味合いですごいと思う。他の二冊は、数学なので、小飼さんが適切に評することができるのは、まあ、全く不思議ではないのだけど、今度のは完全に経済学どっぷりのなので、さすがに小飼さんは専門外のはず。専門外にもかかわらず、これほど的確にぼくのを読みとけてしまうことには、震撼せざるを得ないのだ。小飼さんはこういう。 私事で恐縮なのだが、少なくとも私にとっての数理というのは、情緒の harness だ。そして著者も実はそうであることは、書の行間からもびしばしと伝わってくる。著者の作品はいずれもそう

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    reonnnu 2009/10/12
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