※神磯の鳥居(かみいそのとりい) 平安時代の856年12月29日に二人の神が降臨された場所といわれる。 神の一人は、「因幡の白兎」の神話に登場する大己貴命(おおなむちのみこと)。 もう一人は一寸法師のモデルともいわれる少彦名命(すくなひこなのみこと)。 この二人の神は日本の国の礎をつくったとされている(『日本文徳天皇実録』より)。 茨城県大洗町の岩礁に、 太平洋の荒波を浴びながら建つ鳥居があります。 「神磯の鳥居」と称され、 平安時代に二人の神さまが降り立ったと伝えられています。 月の井酒造店は、その神磯の鳥居からほど近い地で、 慶応元年(1865年)、日本酒の酒蔵として創業いたしました。 「松前屋」の称号で酒造りをはじめ、ほどなく、 中秋の名月の光を受けた波頭が金波、 銀波に輝く美しさにあやかり「月の井」と名づけられました。 以来150年超、港町として栄えた大洗で、 ときに漁船の出船入船