読めば読むほど、具体例や細部に惑わされる 「うちの子は本をあまり読まないから、国語の読解問題が苦手なんです」 そう考えているとしたら、大間違いです。読書と国語の読解問題は、まったく次元が異なるもの。読書は感情移入をしたり、行間を読んだりして「熟読」するものですが、国語の読解問題では、問題文に「書いていないこと」は問われません。いかに感情を抜き、思い込みにとらわれずに読むかが重要なのです。 とくに論説文や説明文では、「できるだけ文章を読まないこと」がポイントです。読むのは、最初の段落と最後の段落だけ。それも各段落の最初と最後の1文だけでOKです。 1つの文章の中に、筆者が言いたいことは1つしかありません。また、1つの段落では、1つのことしか言っていない。 ほとんどの文章では、最初の段落でその文章のテーマが提示され、最後の段落に結論が書かれています。だから、最初と最後の段落、それも最初と最後の
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